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【号外】 第11回日本骨粗鬆症学会 (1)総合編

10月14日(水)〜16日(金)の3日間、名古屋国際会議場にて開催されました。
去年に引き続き、2回目の出席をさせて頂きました。整形外科医師・歯科医師・薬剤師・看護士・介護士等の先生方に混ざって勉強をさせて頂きました。

今回特筆するのは、

  1. 骨密度は測る部位によって“数値が異なる”・・使い方等によって骨密度がかわる!
  2. 骨密度の上昇には、ビタミンDが有効・・乾ししいたけが良いといわれているが、現在市販のものは、乾燥しいたけで天日干しがされていないので自分で干すとGOOD!
  3. 牛乳を飲みながら運動をすることによって、飲まずに運動をする人より、体脂肪率が下がる・LDLコレステロール値が下がるという研究結果が出ました。
  4. 背筋力を付けることによって、背中の丸まりを改善しようという研究チームがあり、運動方法を指導していただきました。また、足の骨密度・筋力の低下によって、歩くことが不安になっている人の、足の筋力の作り方も指導を頂きました。 背が丸まることで足元ばかり見て前を見なくなるために、歩くことに不安を覚えるようです。
  5. 男性の40歳を超えた人にも骨粗鬆症が増えているそうです。
  6. 女性の閉経前後からの、骨密度の落ち込みが大きいと言われています。…これは“エストロゲンによるものだけではない”ということもわかってきました。
    ※このことについては、今後健康管理士会でも議題として取り組みたいと考えています。
  7. ビスフォスホネート(ホネを丈夫にする薬)によって顎骨壊死が起こることがあります。
  8. 薬剤性骨粗鬆症…薬によって骨密度が低下することがあります。
  9. 背骨・腰椎等の圧迫骨折によって、逆流性食道症・消化不良・便秘・呼吸困難になることも発表されています。
    ※大腿骨の骨折は、寝たきりになる原因になっています。転ばないようにネ!!
    ※ サプリメントの摂り方にも注意が必要です。気をつけましょう!

骨密度・骨強度は定期的に測ることが望ましいようです。


 
 

※骨はいくつ(何歳)になっても生まれ変わります。伸びることもあるようです。

“老骨”という骨はありません。むちを打たずにお大事にしてください!!

転ばぬ先の“チエ”必要ですね!



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