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Vol.13 アレルギーのはなし

アレルギーとは

近年、花粉症・アレルギー性鼻炎・ジンマシンをはじめ、治療が難しいアトピー性皮膚炎やぜんそくなど、アレルギー疾患を病んでいる人は国民の3人に1人といわれています。

もとより、遺伝的にアレルギー体質を持つ人もいるわけですが、近年の現象で特に気になるものとして、本来アレルギーとは無縁といわれる人までが、アレルギー的になり、何らかの症状を現しているということがあります。この現象は、私たちがその恩恵を享受している文明の発達から生み出された「文明病」とさえいわれています。


「花粉症」 季節アレルギー性鼻炎

(1)花粉症とは

春先になると、くしゃみや鼻づまり、目のかゆみに悩まされる人をよく見かけます。いわゆる“花粉症”と呼ばれている症状です。

花粉症は、風に乗り大気中に飛散するスギなどの花粉を、鼻やのどに吸い込んだときや、目に付着した時にアレルギー反応を起こす病気です。

最近は、春先になると、職場や近所でもあいさつのように「今日は花粉が多そうな日ですね!」「私も花粉症で」などといった会話が出てきたりしていますね。

いつの頃からか、花粉症は現代人の生活とは切り離せないものになってしまったようで、花粉症に悩まされている患者さんも以前に比べて確実に増えているようです。これほど一般的にアレルギーが蔓延してきたことの背景には、やはり、“食生活の変化”・”大気汚染”などが生体を刺激して抗体産生を促進していることが考えられています。





花粉症のように、鼻水やくしゃみ・鼻づまりなどの鼻の症状が、一定の季節に例年決まって起こることを「季節アレルギー性鼻炎」といいます。


花粉症の検査方法

花粉症の増加に伴い、治療薬も目覚しく進歩しています。しかし、原因がはっきりしていなければ適切な治療は不可能なようです。まず、原因となる花粉の種類を検査することが先決のようです。

この他にも、血清テスト・鼻汁検査があります。


花粉症の予防

(1)薬で予防

シーズンの2週間前から終了時まで、抗アレルギー薬を飲むことで、“症状が出ない”・“軽くすむ”と、いう方法。抗原となる花粉のエキスを少しずつ体に注入し、抗原に慣らしていく「減感作療法」があります。






(2)日常生活で予防

気候・天候を考えながら生活しましょう。
マスクやめがねをかけて花粉を避けましょう。
ストレスを上手に解消しましょう。
ストレスは自律神経を乱して鼻の粘膜を過敏にするようです。


牛乳・ヨーグルトはアレルギーの予防に優れています!



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