トップページ > 健康レポート > Vol.03 骨、元気ですか?









Vol.03 骨、元気ですか?

骨は、体を支える・臓器を守る・カルシウムを蓄えるなどの役割を持っています。


骨のリモデリング

骨は硬くて変化しないように見えますが、常に新陳代謝を繰り返しています。

古くてもろくなった骨の一部を壊すことを“骨吸収”といい、新しい骨に作り変えることを“骨形成”といいます。これを「骨のリモデリング」といいます。「骨のリモデリング」で中心的役割を担っているのが“破骨細胞と“骨芽細胞”という2種類の細胞です。ところが、食事からのカルシウムの摂取量の不足、加齢、骨を作るためのホルモン不足などが原因で、骨形成よりも骨吸収の方が多くなるといったバランスの変異が生じてしまいます。

「骨粗鬆症」とは、バランスの変異から骨量が減少し、骨がもろくなり、骨折をしやすくなった病態と定義されています。

「骨粗鬆症」は、高齢の女性に多く見られる病気です。これは、閉経と老化の両方の要素が絡んでいます。閉経の要素として、女性ホルモンのエストロゲンが骨の生成に関係し、閉経を境にエストロゲンの分泌がほとんどされなくなり、骨量が急速に減少します。予防をするための生活習慣が大切です。また、最近の研究発表によりますと、男性の40歳を過ぎた方にも「骨粗鬆症」の症状が見られるようです。

要因としては、食事のバランス不良による、カルシウムの摂取不足・たばこ・飲酒・コーヒーの飲みすぎ・寝不足等が挙げられています。ご注意を!


 


なぜ骨密度測定が必要なのでしょうか?

骨は硬くて、いつも変化がないように見えますが実は毎日変化をしています。一度測って良かったからといっても安心はできません。骨密度は病気や怪我、薬等によって下がってしまうケースが多々あります。骨密度(骨量)は一気に上がることはないのでコツコツ(骨々)と、カルシウムの摂取・毎日の運動・太陽に当る等(ビタミンDの活性化)が大切です。70歳を過ぎた方でも骨量は上がっています。

また、手足の左右のバランスも大切です。当店の骨密度の、測定結果・アンケートによりますと、膝・腰が痛い方の80%以上が左右の骨密度がアンバランスでした。また、左右のバランスのよい方々は、80、90歳を超えた方でも大変お元気な方が多くいらっしゃいます。(今からでも両手を均等に使えばバランスはよくなります。)

成長期の子供に欠かせないカルシウム

子供の成長期(骨量の増加とともに身長が伸びる時期)は、左記のグラフにもあるように、女子は6歳〜13歳、男子は9歳〜18歳に、大きく伸びているようです。(伸びる時期には個人差があります。)

この時期にバランスの取れた栄養を摂り、運動をしてよく眠る。これが親の身長を超える大きなポイントになっているようです。


   


牛乳・ヨーグルト等のカルシウムは良質で消化吸収に優れています!
骨密度(骨量)の増加・身長を伸ばす、体力の向上等に役立っています!



←健康レポート目次へ ▲ページトップへ